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小林よしのり
2021.1.9 06:57日々の出来事

読書は権威主義を正す

石破茂が『コロナ論』を読んでくれたようでありがたい。
この人は「漫画だから」という偏見がないし、そもそも
読書をしっかりしている。
今の政治家は読書をしていない。
ほとんど耳学で、だから会食ばっかりしなけりゃならない
のだ。
玉木や枝野より、やっぱり石破茂の方が頭がいい。

誰とだって意見が100%合うことはない。
部分的に合ったり、部分的に違ったりするものだ。
今日の「オドレら正気か?新春LIVE」のゲストとだって
100%同じではないだろう。
だが、コロナ恐怖「煽り派」ではなく、コロナはインフルと
同レベルという考えでは一致している。
そしておそらく「日本では」(これは重要)、コロナ恐怖は
「インフォデミック」(誤情報による混乱)であるという認識
でも今日のゲストの間では一致しているだろう。

書斎に籠って読書する、勉強することは大事だ。
だが、一般庶民は家族のことや、仕事で忙殺されていて、
なかなか読書する時間が取れないのが実情だ。
だから本当はマスコミこそがしっかり勉強して、正確な
情報を国民に伝えなければならない。
しかし残念ながら、マスコミは度外れた不勉強で、読書
もしてないし、権威主義で、プロパガンダばっかりやっ
ている。

だからわしが読書して、勉強して、正確な知識を伝え
なければならない。
マスコミがやっていれば、わしがやる必要はない。
この事件においては、どの学者が信用できて、どの
専門家が間違っているか、どの医者が嘘つきかを
見ぬくのがわしの役割りだ。

コロナに関しては、今日のゲストは信用できる。
マスコミが徹底的に隠蔽していて、まったく見抜いて
いない真実の見解が語られるだろう。
大いに興奮するがいい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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